院長の投稿

英文論文連線誌(on-line journal)に掲載!

中村幸男先生をはじめ多くの方々のお力を頂き、念願の英文論文連線誌(on-line journal)掲載なりました。資料収集から6年程かかりました!

発想のきっかけはHBV既感染者ではde novo肝炎が起るくらいなんだから、ALTはウイルスの動きに伴って上昇することが多いのではないかな。したがって、全経過の平均値を見れば未感染者に比べれば高値を示すのではないかなと普通に思った事でした。しかし、そこにMTXが「やって来て」立往生!四苦八苦の末、最大値や最小値を使って連合(連関)でMTX肝炎の意義づけができる、と気を取り直し(山口大学大学院教授、市原清志先生のご業績に感謝です)、…恩師故中山昇二先生(国立療養所村山病院院長、慶應大学医学部客員教授)から叩き込まれた臨床研究の基本、「層別化」を進めたところ、驚くべきパラドックスにぶち当たった次第です。すなわち、HBV既感染者は有意にALT平均値が低かったのです!!これが何故de novo肝炎に結びつくのか、考察をご覧ください。

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