よくある質問

日ごろ患者さんからいただくご質問やご相談に答えています。

クリニック全体
はじめて受診したいのですが、必要なものはありますか?
健康保険証、各種医療証が必要です。紹介状があれば持参ください。
診断書・証明書は発行してもらえますか?
受付にてお申し込みください。でき上がりしだい担当者からご連絡いたします。
待合い室で携帯電話は使用できますか?
クリニック内での携帯電話のご使用はご遠慮いただいております。
タバコを吸える場所はありますか?
クリニック敷地内は禁煙のためご遠慮いただいております。
薬はどこでもらえますか?
原則院内処方ですが、諸事情により院外処方箋を発行させていただく場合もあります。この処方箋をかかりつけ保険薬局(調剤薬局)へ提出していただくと処方薬を受け取ることができます。

薬を飲み忘れてしまいました。どうしたら良いでしょうか?
薬の内容によって効果の時間が異なるため、医師または薬剤師にお尋ねください。
膠原病リウマチ関連
関節リウマチでは、どのくらい経つと手や指の変形が現れるのでしょうか?
関節リウマチは進行性の病気ですが、その進み方は患者さんによってさまざまです。一般的には、①関節の腫れが強く、②長く続くほど変形しやすくなります。①は「病気の勢い」であり、リウマチ専門医による少なくとも28関節、実際には53関節について主として視触診にて所見の有無を判定すると共に血中の炎症性反応物質の水準がどの位か、特異な抗体蛋白が増えていないか、場合によっては関節エコーの所見も加味して総合的に判定されます。この診断を基に適切な治療薬を選択するわけです。②は罹病期間であり、一般的にはその通りですが、近年重視されているのが発病してからの二年間で、この間に急速に進行する人が多いのです。私は特にはじめの3ヶ月から6ヶ月が勝負と考えています。適切に治療することが出来れば関節の腫れを押さえ込むことができ関節は変形しません。早期から適切に治療することが最も大切です。リウマチもガン等と同じで「早期診断、早期治療」が非常に大切です。
関節リウマチの治療は一生続くのでしょうか?
関節リウマチは「治す」病気ではなく、「抑える」病気なのです。
ということはその治療目標は「治癒」ではなく「寛解」です。「治らない」とは言っても悲観することはありません。治らないのはリウマチばかりではなく高血圧や糖尿病も皆一緒です。つまり関節リウマチとは内科系疾患なのです。
話は戻りますが、寛解とは病気の勢いが止まり、症状が消え、進行が止まっている状態をいいます。その寛解が得られたら、その病状を維持することが大切になります。薬は減量したり休止したりする場合もありますが、再燃といって再び激しい症状があらわれることがありますので、慎重に判断しなければなりません。
しかし今日、時代を切り開いた研究者、製薬企業の諸努力によってリウマチを寛解に導く薬剤がほぼ出揃っているので兎も角ご安心ください。
関節リウマチの治療中に運動が必要ですか?
関節を動かさずにいると、可動域(関節の動く範囲)が狭くなり、筋力の低下にもつながります。関節に炎症がないときにはリハビリの運動に取り組みましょう。
その際に注意していただきたいのは、関節に大きな負担がかかる運動は避けることです。また疲れすぎないようにしましょう。
ウオーキングをする場合も、関節の状態をみながら歩く距離や歩く場所、速度を加減してください。やわらかい地面の方が関節にかかる負担が少ないですし、プールでのウオーキングは理想的です。ご自分の生活にとり入れやすい運動を見つけてください。

食生活で気をつけることはありますか?
関節リウマチだからといって食べてはいけないものはありません。関節リウマチになると、運動不足や炎症のために筋肉の量が減りやすくなります。また、合併症として骨粗鬆症や貧血などを発症するリスクも高くなります。
栄養バランスのよい食事をとることで、筋肉の量の減少や骨粗鬆症などの予防が図れます。筋肉の維持には良質なタンパク質をとるようにして、骨粗鬆症が心配な方はカルシウム、ビタミンD、ビタミンKを、貧血の方は鉄分をしっかりとるようにしましょう。体重の増加はは関節の負担につながりますので注意し、食べすぎには気をつけましょう。
仕事を続けながら治療をすることはできますか?
関節リウマチの治療は通院が基本ですので、仕事を続けることは可能です。
ただし、症状が進行して関節炎がひどくなると仕事を休まざるを得なくなったり、合併症を生じると手術が必要になったりします。手術となると入院が必要となることもあります。そのようなことにならないためには、早期に適切な治療を受けることが大切です。
関節リウマチの治療には定期的な通院が必要となります。あらかじめ職場で病気と治療への理解を得てください。また、関節に負担をかける業務もできれば避けたいところです。
リハビリテーション関連
リハビリで関節の可動域を元通りにすることはできますか?
関節がまだ破壊されていない場合でも、動かさないでいると関節の可動域は狭くなります。その段階であれば、適切なリハビリにより可動域を回復することができます。
しかし、関節が壊れた結果として固まってしまった関節はリハビリでも元には戻りません。手術が必要になる場合も出てきます。

どのようなリハビリをやっていますか?
歩行、関節可動域、関節痛、生活上の動作、筋力、手足の麻痺などを中心にリハビリ全体を行っています。
訪問診療・訪問看護・訪問リハビリテーションも行っています。
リハビリテーションは予約制ですか?
限られたスタッフで入念なリハビリを行っていますので、事前の予約をお願いしています。
体で動かしにくい部位があるのですが、どの程度まで回復できますか?
回復の程度は人それぞれですので一概にはお答えできませんが、様々な生活シーンを支えるリハビリテーションとして最大限の回復に向けて支援にあたります。
ページ上部へ戻る